目薬の選び方
PCやスマホなどで目を酷使する現代社会に生きる諸君たち必見!
目薬の選び方について簡単に解説します。
今回は疲れ目に絞って見ていきましょう。
まず、みなさんは目が疲れた、何らかの理由で充血したなどというときに、
目薬を使用すると思いますが、そもそもなぜ目が充血するのでしょうか。
目が充血するのは、目の中の血管が拡大し、血液をたくさん送るからです。
血液には栄養がのせられているので、できるだけはやく治そうという体の作用です。
例えば、徹夜でPCを使って仕事などしていると目が赤くなりますね。
ものもらいなどで目が充血するのも、血液に白血球をのせて菌とできるだけ
戦えるようにするためです。
さて、ここで本題に戻りましょう。
目薬には様々な成分が入っていますが、主に2つに分けられます。
ビタミンやタウリンなどの栄養と、テトラヒドロゾリン、ナファゾリンなどといった、
血管収縮剤です。血管収縮剤はその名の通り、拡大した血管を収縮させ、綺麗に白い目
に戻します。
さて、ここで勘の良い方は気づいたかと思いますが、疲れ目に血管収縮剤の入った目薬
はあまり向かないですね。
はやく治そうという作用を止めてしまうことになってしまいます。
もちろんこれはメリットもあります。
例えば、徹夜明けで目が赤いのに人と会わなければならないなどの理由があれば
これは有効です。
しかしただ疲れたからといって、血管収縮剤の入った目薬を使ってしまうと、
治るどころか、どんどん栄養が不足し、悪化する可能性もあります。
なので現代社会に生きる疲れ目の目薬には血管収縮剤の入ってないものを
選ぶのが最適です。
ドラッグストアなどで目薬を買う際は成分をよくみて買うといいでしょう。